今年は手塩にかけた紫陽花が多く咲いてくれました。
山紫陽花から咲き始め、柏葉紫陽花が頭が下がる程大きな花を沢山つけました。種類が異なる紫陽花が次々と咲き、お客様にもとても喜んでいただけました。
茶道を熱心に学んでいた先代の女将が、竹藪だった場所に立礼席(椅子とテーブルの茶室)を作りました。
嵯峨野の様な風情にしたいと石灯籠などを取り寄せ、植木屋さんと一緒に配置を考え、つくばいには銀閣寺型を置き、京都から北山杉と椿の銘木である「朴伴椿」と「孔雀椿」を仕入れて京都風の庭を作りました。
朴伴椿
朴伴椿は中の芯が黄色く大きいので、別名「月の光」と言います。
孔雀椿
孔雀椿の花は、何枚もの紅い花びらの中に白い花びらが1枚混じっていて、木の上の方から咲いていきます。
蕾は葉に隠れていて、その蕾が開くと木全体が孔雀の羽を広げた様に華やかになります。
元箱根から旧東海道を下ると、昔ながらの佇まいの茅葺き屋根の「甘酒茶屋」があります。
自由に飲める薬草を煎じたお茶は身体にやさしい味わいです。
甘酒や味噌田楽は身体の芯まで暖まります。
是非お立ち寄りください。
甘酒茶屋と寄せ木の里畑宿の間に七曲がりの道があり、くねくねと下り坂を曲がった先はもう湯本です。
混み合わなければ元箱根から車で30分で当庭に到着いたします。
もう1つの別のルートのプランとしては、元箱根から関所がある箱根町に出て急坂を登ると、無料になった箱根新道より一気に湯本へ下れます。
こちらも眺めも良く、快適なドライブができます。(車酔いが心配な方はこちらがおすすめです)