仲冬の頃
玉庭内に赤い実のなる木には南天や万両・千両・百両・十両などがあり、今たくさんの実をつけています。
南天は「難を転ずる」と言われる縁起の良い木で、庭内を囲む竹林の間に植えられています。赤い実を鳥が好んで食べます。
万両はどこにでも生えてくるので、時々枝を切ったり芽の時に摘んでいます。
千両は土との相性が良ければ日陰でも育ちます。床の間に生ける花材として今とても重宝しております。
百両は葉に特徴があり、長くギザギザとしています。実は、万両から十両まで全部あるといいなと思い、昨年百両の鉢を一つ買いました。今年は少し株が大きくなりました。
十両はやぶこうじと言いますがこれも大変貴重で、庭内の限られた所にしか生え無いので絶えてしまわない様大切に育てています。
千両
十両(やぶこうじ)
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鮮やかなピンク色の寒椿には、横に伸びる横寒椿と縦に伸びる縦寒椿があります。
玉庭の庭の適所にこれらの寒椿が植えられていて、今の時期にはどこの部屋からも見ることの出来る和みの花です。
寒椿の蕾
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黄・オレンジ・赤ともみじが色とりどりに色付きます。
湯本は12月に入ってもまだ美しい紅葉を楽しめます。
実生で根付いた小さなもみじの木は一番最後に真っ赤に色付きます。
正面入り口のいろはもみじ
もみじの大木
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